「運動が続かないのは、気持ちの問題」は思い込み?最新情報に学ぶ、"通える場を選び直す"習慣と体を動かし続ける毎日の関係
思い切って運動を始めたのに、いつのまにか足が遠のいてしまった——そんな経験のある方は多いのではないでしょうか。そしてたいていの場合、原因は「自分の意志が弱いから」ということにされてしまいます。経営コンサルティングを手がけるある企業が2026年8月に発表したプレスリリースでは、フィットネス事業を新たに展開する背景として、業界団体の数字をもとに国内ジムの月間退会率が約4〜5%とされ、年間ではほぼ半数の会員が入れ替わる計算になることが紹介されています。あわせて、やり方がわからないまま効果を実感できずに辞めてしまう例が多いこと、既存の業態が特定の年代や性別に偏り、地域には「通う選択肢のない層」が残されていることも指摘されています。その内容をもとに、「続ける力」ではなく「続けられる場」について、やさしく考えてみます。
知っておきたい3つのポイント
- 「辞めてしまうのは珍しいことではない」と数字で示されています。このプレスリリースでは、日本フィットネス産業協会の数字として国内ジムの月間退会率が約4〜5%とされ、年間を通じてほぼ半数の会員が入れ替わる計算になると紹介されています。また東京商工リサーチの調査として、フィットネスクラブの倒産件数が2023年度に過去最多を更新し、その約7割が「販売不振」を理由としていることも挙げられています。健康志向が高まり市場そのものは伸びているのに、続ける人も、続けてもらう側も、うまくいっていない——そんな構図が示されているわけです。つまり途中で足が遠のくのは、その人だけに起きている特別なことではない、と受け止めることもできそうです。
- 「やり方がわからないまま」が離脱の理由として挙げられています。同社は続かない要因のひとつとして、スタッフが不在の時間が長い業態では、トレーニングの方法がわからないまま効果を実感できず、退会に至るケースが多く見られると説明しています。裏を返せば、誰かに一度教わったかどうかが、続くかどうかを左右しているかもしれない、という見方です。器具の使い方も、どのくらいの強さでどれだけ動けばよいのかも、自己流のままでは手応えがつかみにくいものです。ここは意志の強さではなく、環境の設計の問題として語られています。
- 「通う選択肢のない層」という指摘がされています。発表によれば、24時間営業のジムは40代以下の男性層、ヨガやピラティスのスタジオは女性層と、業態ごとに利用者が特定の層に集中しており、地域人口の大半が取り残されているといいます。一般的なフィットネスジムが主に対象としているのは20〜49歳で、これは地域人口の約25%にあたるとも述べられています。同社が始める業態では対象年齢を3〜79歳まで広げ、午前はシニア向けの介護予防、放課後は子ども、夜間は一般会員というように時間帯ごとに使う人を分ける設計を採り、大型のマシンを置かずに人工芝の上で自分の体重と小さな器具を使って全身を動かす方法をとると紹介されています。マシンに頼らないぶん最小15坪から開業でき、駅前ではなく住宅地の生活圏に小さく出店できる点も特徴として挙げられています。中高年にとっては、「合う場所がなかっただけ」という可能性を思い出させてくれる指摘かもしれません。
中高年の私たちが日常で意識したいこと
続かなかったことを性格のせいにしてしまうと、次に始めるときの気持ちまで重くなってしまいます。合わなかったのは自分ではなく、その場や方法のほうだったのかもしれない——そう考え直すだけで、選び方は変わってきます。とはいえこれは、特定の施設や方法が健康を保証するという話ではありません。次のような一般的に知られている工夫が、参考になるかもしれません。
- 「行けなかった日」を数えるのをやめ、「行けた日」だけを手帳に丸で残してみる
- 自宅や職場から歩いて通える範囲かどうかを、まず条件の一番上に置いて探してみる
- 始める前に一度だけでも、やり方を人に教わる機会をつくる(体験会・見学・地域の教室など)
- 自分と近い年代の人が同じ時間帯にいるかどうかを、下見のときに見ておく
- 器具を使う運動にこだわらず、自分の体重だけで行う動きから試してみる
- 朝・昼・夜のうち、自分がいちばん無理なく出かけられる時間帯を先に決める
- 市区町村の健康講座や公民館の体操教室など、身近な選択肢も一度調べてみる
- 三日坊主で終わっても責めず、「今回は場所が合わなかった」と切り替えて次を探す
- 持病がある方や、体を動かすと痛みが出る方は、始める前に医師など専門家に相談する
※上記は一般的に知られている生活上の工夫であり、特定の施設・サービス・運動方法の効果、症状の改善・特定疾患の予防や治療を保証するものではありません。運動を始める際や、気になる症状がある場合は、医師など専門家にご相談ください。
本記事は、株式会社くじらが2026年8月25日に発表したプレスリリース「経営コンサル会社が仕掛ける全世代型フィットネス『VITA YARD』、FC加盟店募集を開始」の内容を要約・紹介したものです。数値の出典やサービスの詳細など詳しい内容は出典元をご確認ください。
出典:株式会社くじら プレスリリース(アットプレス配信、2026年8月25日)
出典:株式会社くじら プレスリリース(アットプレス配信、2026年8月25日)
本記事は健康に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的な診断・治療・予防を目的としたものではありません。記載内容は出典元の見解の要約であり、当社(株式会社BISII)独自の見解や、当社が販売する製品の効果を示すものではありません。また、特定の商品・サービス・施設を推奨するものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関へご相談ください。
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DENBA Healthについて見る最終更新日:2026年8月31日