「口のケアは歯を磨けば十分」は思い込み?最新情報に学ぶ、"舌にも目を向ける"習慣と食事をおいしく味わい続ける毎日の関係
朝晩は歯を磨いている。だから口の中の手入れはできているはず——。多くの方がそう考えているのではないでしょうか。新潟県のある企業が2026年8月に発表したプレスリリースでは、暑さの続いた時期のあとに口の中の環境が変わりやすくなる背景と、歯だけでなく舌の表面にも目を向ける手入れの考え方が紹介されています。今回はその内容をもとに、食事をおいしく味わい続けるための日々の習慣について、やさしく考えてみます。
知っておきたい3つのポイント
- 暑さの続いた時期のあとは、口の中の環境が変わりやすいと説明されています。このプレスリリースでは、行事の重なる夏や寝苦しい夜が続く時期には、疲れや睡眠の不足、水分の不足が重なりやすいと述べられています。そして、こうした状態では唾液の量が減りやすくなると説明されています。唾液には口の中を洗い流すはたらきがあるため、その量が減ると口の中の細菌が増えやすい環境になり、においのもとになる成分が生じやすくなる、という趣旨の解説が添えられています。「朝起きたときに口の中がねばつく」と感じる背景には、こうした変化があるのかもしれない、というわけです。
- においのもとの多くは、歯ではなく舌の表面にあるとされていると紹介されています。同社の発表によれば、口のにおいの原因のおよそ6割は、舌の表面に付着する「舌苔(ぜったい)」であるともいわれているとのことです。舌の表面には無数の細かな突起があり、その隙間に食べかすや細菌、古くなった細胞などが入り込むと、白っぽい汚れとして残る——と説明されています。この汚れは歯ブラシだけでは十分に取り除きにくいとされており、「毎日きちんと歯を磨いているのに気になる」という状況の背景として挙げられています。
- 舌はやわらかい組織のため、力を入れず、やさしく手入れすることが勧められています。舌は繊細な粘膜組織であるため、硬い毛先で強くこすると傷つけたり、必要以上の刺激を与えたりする可能性がある、と注意が促されています。そのうえで、舌の形に合わせて設計された専用の道具を使い、奥から手前へ数回、なでるようにやさしく清掃することが推奨されている、と述べられています。回数についても、毎日の歯磨きに加えて1日1回程度、起床時に取り入れる形が紹介されています。なお、舌苔が厚く付着すると味覚に影響し、食事のおいしさを感じにくくなる場合がある、という説明も添えられています。
中高年の私たちが日常で意識したいこと
年齢を重ねると、「食べる」「話す」といった口のはたらきそのものが、暮らしの心地よさに直結してきます。食事の味がぼんやりする、人と話すときに口元が気になる——そうした小さな変化は、体調のせいだと片づけてしまいがちです。けれども今回の内容が示しているのは、毎日の手入れの範囲を、歯から少しだけ広げてみる余地があるかもしれないという視点です。ただし、これは特定の道具や方法の効果を保証するものではありません。日々の暮らしのなかでは、次のような一般的に知られている工夫が参考になるかもしれません。
- 洗面所の鏡の前で、歯を磨いたついでに一度だけ舌の色を眺めてみる。毎日でなくてよい
- 舌の手入れを取り入れる場合は、力を込めてこすらず、やさしくなでる程度にとどめる
- 硬い毛先の道具で強くこすらない。舌のために設計された道具を選び、使い方の説明に従う
- 暑い日や体調のすぐれない日ほど、水分をとる回数が減りやすい。こまめに少しずつ口に含む
- よく噛んで食べる、会話の機会をつくるなど、口をふだんどおり動かす時間を保つ
- 食事の味を感じにくい、口の中が乾く状態が続くなど、気になる変化があれば早めに歯科や医療機関に相談する
- 持病がある方、治療中の方、口の中に痛みや傷がある方は、自己判断で新しい手入れを始めず、専門家に相談する
※上記は一般的に知られている生活上の工夫であり、特定の方法や製品の効果、症状の改善・特定疾患の予防や治療を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、早めに歯科医師・医師など専門家にご相談ください。
本記事は、SHIKIEN株式会社が2026年8月21日に発表したプレスリリース「夏の疲れがお口に出る!? 季節の変わり目の口臭ケアに舌ブラシを活用 歯磨きだけでは取り切れない「舌汚れ」対策について SHIKIEN公式HPにて公開」の内容を要約・紹介したものです。詳しい内容は出典元をご確認ください。
出典:SHIKIEN株式会社 プレスリリース(アットプレス配信、2026年8月21日)
出典:SHIKIEN株式会社 プレスリリース(アットプレス配信、2026年8月21日)
本記事は健康に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的な診断・治療・予防を目的としたものではありません。記載内容は出典元の見解の要約であり、当社(株式会社BISII)独自の見解や、当社が販売する製品の効果を示すものではありません。また、特定の商品を推奨するものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関へご相談ください。
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DENBA Healthについて見る最終更新日:2026年8月25日